YouTuber事務所UUUMの上場廃止から考えるYouTuberの今後

本日、YouTuberの大手事務所である「UUUM」が親会社nフリークアウト・ホールディングスによる株式公開買い付け(TOB)に賛同する意向を発表しました。

これにより、UUUMはフリークアウト・ホールディングスの完全子会社となります。

UUUMの発表はYouTuber達にどのような影響を与えるのでしょうか。

UUUMとは

UUUM株式会社(ウーム)は、東京都港区赤坂に本社を置く日本のマルチチャンネルネットワーク(MCN)であり、YouTuber事務所としても知られています。2013年に鎌田和樹氏がHIKAKIN氏との出会いをきっかけに設立しました。

UUUMは、HIKAKINやはじめしゃちょー、Fischer’sなど、多くの人気YouTuberが所属しており、彼らのマネジメントやコンテンツ制作のサポートを行っています。

また、企業とのタイアップやイベントの企画・運営、グッズ販売など、多岐にわたるサービスを提供しています。

UUUMは、クリエイターと共にエンターテインメントを創造し続けることを目指し、インフルエンサーマーケティングやコンテンツ制作を通じて、企業や視聴者の多様なニーズに応えています。

近年は業績不調だった

好調に思えた事業でしたが、YouTubeの広告収入が低下したことで会社の業績不調でした。

そのため、2023年8月にフリーク・アウトホールディングスの傘下に入っていました(連結子会社)

これはUUUMにかかわらずYouTube全体に言えることで、広告収入の低下によりYouTube以外の事業で数字を作る必要があったようです。

今後も経営体制は継続

UUUMは完全子会社となるものの、経営体制は現在と同じ状態を続ける模様。

ただし、人員の配置換えや事業提携による新規ビジネスなどは考えられているようです。

今後のYouTubeはどうなる?

UUUMの今回の発表によって、YouTube主体の事業が今後も厳しくなっていくことが考えられます。

YouTube自体がショート動画にシフトし始めていることから、YouTubeで長尺の動画を上げて広告収入を得ていくというモデルが通用しなくなっていくかもしれません。

今後は、YouTubeのショート動画でお客さんを獲得して、自身のコンテンツに誘導してそこで収益を上げていくような形が主流になっていくのではないでしょうか?

何かしら、クリエイティブな才能を持っている人や他業種に人脈があれば、お金を作れるコンテンツを作り上げることはできるかもしれませんが、自身の日常を垂れ流しにしているVlogメインのYouTuberはこれからは収益がだいぶ厳しくなっていくかもしれません。

YouTubeというコンテンツのみで稼ぐということは、もう無理なのでしょうか?

かつて言われていた「好きなことで生きていく!」

結局、自分の好きなことだけで生きていくというのは厳しいということか。

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